2019年6月30日更新

★第一回 FASS研修会 報告書★

概要

実施日時:2019年6月15日(土)13:00~16:00
実施場所:東京外国語大学 府中キャンパス
テーマ:異文化理解講義/傾聴ワークショップ
講師:岡田昭人先生(東京外国語大学院教授 NPO法人教育ネット理事長)
   辻由美先生(教育カウンセラー NPO法人教育ネット理事)
目的:学習支援のために必要なコミュニケーションのスキルアップ

内容

講義要旨
------------1部13:00〜14:45
◆岡田昭人教授による講義「異文化理解」
4〜5人のグループを作り、講義を聴きながらのワークショップ。
グループの中には2人以上の留学生に入ってもらうことにより、一層の異文化コミュニケーション、異文化理解が進む。 講義内容:
『いま求められる、グローバル時代の4技能について』
1)コミュニケーションとは何か?その定義と異文化適用モデル
2)コミュニケーションを妨げるものとは?ステレオタイプとスキーマについて
3)関連する様々な概念 高/低コンテキスト 非言語コミュニケーションの要素
①表情②ゼスチャー③アイコンタクト④接触⑤対人距離と空間⑥時間の概念⑦沈黙
4)異文化コミュニケーションの重要性→コミュニケーションは学習できる!
------------2部15:00〜16:00
◆辻由美先生による「傾聴ワークショップ」
二人一組で「人の話を聞く方法」を実際に実行しながら学んでいく。 第一段階…表面的なテクニック/第二段階…相手の心を開く/第三段階…話し手と聞き手の共通認識・確認/第四段階…聞き手が話し手の世界を感じる/第五段階…同じ世界を共有する/最終段階…未知の窓をひらく(ジョハリの窓)→認知変容 次の段階に進む準備ができる

所感
・講義内容だけではなく、実際に触れ合うことにより異文化理解が進むことを実感できるワークショップであった。
・コミュニケーションの重要性を理解すること。その方法を学ぶことにより一人一人の心のバリアフリー化を期待できる内容であった。
・学習支援を行う上でのコミュニケーション、相手への理解に有用。

参加者

人数:26名
国籍:日本、モンゴル、ラオス、トルクメニスタン、韓国、カザフスタン、中国、ウズベキスタン、タジキスタン
年齢:1歳〜90歳 *様々な職業の方々及び留学生
きっかけ:チラシ、SNS、ホームページ、知人からの紹介等
感想:知識を広めたい。/今後も参加したい。/傾聴に興味。/留学生との会話がよかった。/コミュニケーション手法に興味。/異文化コミュニケーション講義が面白かった。等

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